Marine Snow

Novels of 名探偵コナン



ストーリー解説 & コメント



Long Story.

赤と白
怪盗キッドが人を殺した!?
衝撃の事実が世の中を駆ける中、真相を確かめに向かった快斗もまた、その凶刃に身を沈める。
その日の夜、毛利探偵事務所に戻って来たコナンが見たものは、血で染まった新一の姿で……?

コナンコンテンツ開始当時「こう言うのが書きたい!」と勢いのままに書き殴ったもの。
テーマは「血が見たいよね!」でした。なんつーテーマだ(笑)
キッドの衣装は白で、血は赤いから、「じゃあ赤と白だ」「ワインじゃん」と言う話の経過と共に、タイトルは自動的に「赤と白」に決定(ワインなんて名付けても誰も分かってくれないから/笑)
今見ると、アホみたいに文章運びが悪いです。ああ、書き直してぇ…!!


漆黒の星の物語
組織を潰すために、パンドラを手中に収める為に今日も空を翔るキッド……=快斗の本日の獲物は、 鈴木財閥所有の黒真珠「ブラックスター」。
そこで初めて、快斗は彼に出逢う。
宿命のライバルとなる、今は幼い、彼に―――
* 名探偵コナン16巻、TV版「コナンVS怪盗キッド」の快斗視点ノベライズ。

赤と白の後、他にもちまちまと書いては居たんですが、「赤と白」の次に長編を書くのなら、 もうこれしかねぇ!萌え!と勢い任せに書いたのがこの「漆黒の星の物語」。
この当時はタイトルを付けるのが酷く苦手だったので、阿呆みたくストレートなタイトルがついてて、結構笑いを誘います。
当時、まじっく快斗ファンには「気障!」「ってか誰だアレ!」なんて激しく非難(?)されてた…ような気がしなくもないんですが、アレは結局コナン視点なんだし、ひっくり返せば同じ快斗だろ! ってちょっぴりの反発心(結構お気に入りです、コナン側のキッドさん/笑)を剥き出しにして、この作品を書いたような気がします。
アイドルがパンツの中だけ汗を掻くように、神出鬼没の大怪盗は、出てないところじゃあれだけ苦労をしてるんだぜー!ってな事が書きたかったのかも知れない。


世紀末が見る夢
夜も耽ったある日のバーに訪れたのは、常連客と待ち合わせた一人の女性。
カウンターに立つバーテンダーが見たのは、インペリアルエッグの古い図面。
魔法を揮うその相手を、彼は―――快斗は、そのエッグへと定めた。
深紅の毒虫が、その身を狙う事すら、知らずに。
* 劇場版名探偵コナン「世紀末の魔術師」快斗視点ノベライズ。

やー、「ブラックスター事件」を書いたんだから、当然「奇術愛好家連盟事件」も書いて、ついでに「世紀末の魔術師」の一件も書くのよねー、なんてどっかで話をしたのかも知れない。
相変わらず毛利のおっちゃんを通して巻き込まれていくコナン君はもう主人公の運命なのでともかく、動く犯人側に居る方―――つまり快斗の方は、ビッグジュエルでもなんでもねぇ、あんなインペリアルイースターエッグ(良く出来てたなぁ、アレ…)を盗むことに決めたんだから、ともかく何か理由が有る筈だ。ってか、なきゃおかしいだろ!
って考えてたら、盛大に詰まりました。
結局こんな風(本文参照)な切っ掛けがあって、快斗は快斗の事情を以て盗むことに決めたんだ、 と言うオチを自分の中で付けましたが、何せ話が長くて長くて。
酷評してくれる友人に評価を頼み、一ヶ月ほど落ち込むという事すら致しました。
長編は構成とテンポが命。後々長編連載(別サイト)をする事になって、初めて良く知りました……。ホンット、長編って難しい。世の中の同人作家さんってすげぇなぁ。
2004年になってから、一晩掛けて(短ッ!)ちょこちょこっと改竄しました。
少しは見れるようになったかしら。感想が聞きたいけど、このサイト止まってんだよね…。
そして、2005年になって初めて、この話の舞台である19xx年8月が、ブルームーンの月(一月に二度、満月の夜がある月のこと)だったことに気付きました。あほ…。
満月から満月への話ってのは、最初から決めていたことだったんですがね。




Series : Be Friends .

このシリーズ名「Be Friends」は、 相当後に付けられた、やっつけ仕事です(爆死)
日記連載なんですが、日記では「SS-Time」 と言うシリーズになっております、はい。意味合いは、小説のお時間。まんまやね。
内容は新一&快斗ファンならお約束である永遠のテーマ「仮面を剥いだ二人の出会い」です。やっぱりやらなきゃアカンでしょーよ!(笑)
このテーマは快斗の「天才」ネタと共に非常にお気に入りで、同じように出逢うネタが、今でも山ほど眠っております。出逢ってばっかり(大笑)
まあ、このシリーズはお気に入りなので、なんとか完結させてやりたいですね。

「名探偵」こと工藤新一
同じ組織を、別の理由で、協力して共に倒した、その後。
二人は、改めて素顔で出逢った。
同じ歳の、高校生として……?

何はともあれ、二人が出逢わなけりゃ話進まなねーし。
当初は簡単ライトなポップ調を目指していたのでこんな感じの始まりです。
会おうと言ったのは快斗。待ち合わせを決めたのも快斗。
だから出会いの場所は、パスタとご飯物を出している、ケーキバイキングのお店なのでした。
ゴメン新一ファンの皆さん。新一さん、大食いになっちゃった(笑)


「名探偵の幼なじみ」こと毛利蘭
不摂生ばかりする幼なじみの為、朝食を作りに訪れた彼女は奇妙な物を目にした。
寝癖の利いた、酷い頭の幼なじみと、いつもどおりの幼なじみ。
………あれ?

新一の次は平次やろー!と言う声が聞こえてきそうな第二段でした。
まず先に思い付いたのは蘭ちゃんの話。間違えて「酷い寝癖!」はお約束だよね。
幼なじみの二人は相変わらず特に進展もなく、穏やかです。恋があるかなぁ…(爆)


   「西の探偵」こと服部平次
電話で、なんや奇妙な事を聞いた、よーな気がした。
アカン、確認したら眩暈がしよる。
なんや、ガクラン着た怪盗キッドって。ギャグか?(平次)

蘭ちゃんを挟んで漸く平次さんのお目見え。待たせたやねー(笑)
平次さんは探偵である以外、良くも悪くも「一般人」であって欲しいとちょっと思う。
遊ぶのもオンナノコも大好きだけど、事件と推理はもっと好きで、男だけでわいわいとむさくるしく騒いでるのは、不本意ながら更に好き。あ、それは二人も一緒だ(笑)
だから滅茶苦茶驚くし、でも馴染むのも早くて(人懐っこいから)、似ている二人を挟んだ「第三者」的な役回りをしてもらっているのです。
悪い役じゃ…ない筈ー。ストレートで良いヤツ。


「白馬」こと白馬探
朝早く来たと言うのに、出て来たのは家主ではなく、彼。
だから説得したというのに、後から戻って来た工藤くんと彼はしきりに笑う始末。
……は?どちらの黒羽快斗って……なんです?(探)

コレを書いた当時、なりきりチャットで遊んでいた「白馬」クンが非常に揶揄いやすいヤツで、この探くんはその影響を多大に受けました。やぁ、ナチュラルボケに(笑)
此処の彼は根本的にとても「イイヒト」です。凄くイイヒト。対峙している捕まえるべき級友を、思わず守ってしまったりするような。
本人がちょこちょこ飛び回ってたり、なかなか恥ずかしがって工藤家に来れなかったりしてるので、なんだか必然的に出番の確率が落ちます。
ごめんよ白馬ー。


「ドクター」こと灰原哀
素顔はどこ?アナタは誰?
彼女が発したその問いに、泥棒は答えた。
全ては私の、手の内の中。

哀ちゃんはお気に入りです。すっげぇ可愛くて頭が良くてステキな女性。
「快斗」がコナンに絡むなら、絶対に共同研究をやってて欲しい。新一を元に戻す手伝いしてほしー!ってワガママからこの話が出来上がりました。
ここで初めて(?)、快斗の裏側がお目見え。平次を書いていた頃には既に出来上がってたんですが、元々、うちの快斗の設定がこんなんだったりしています。天才には必ず欠点があるものだし、人間はどこかが欠けているもの。彼の欠点はコレ。
哀ちゃんはそれをナチュラルに分かることの出来る、コナン側唯一の人です。


「寝酒」イコール酒盛り
泥棒に振り回されてクタクタ、ビジネスディナーで更にクタクタ。
ぐったり疲れて帰ってきたというのに。
お前らばっかり、畜生、オレにも飲ませろ!(新一)

酒を飲ませてみたい!という友人の発言により発生。元ネタは平次の話に出て来た 「寝酒」 でした。男子高校生だから、酒も飲むし猥談もして欲しい。AVは見なくていいけど(笑)  女よりも、この人たちは仕事(探偵業と怪盗業)よねぇ。乙女の夢って事で。
酒豪ッぷりは、快斗>平次>新一。哀ちゃんが加わると、快斗の前後に入ってくるかな。 ああ、白馬は新一の前後です。下かな。弱い。
白馬にも飲ませたいなぁ。リベンジしようかな。




Short Story.

工藤新一の長い長〜い夜
家に帰ると家の明かりが点いていて、テレビががなり立てていて。
温んだ熱燗とチーズをつまみに、男がアニメを見ていた。
そう、かの有名な、怪盗紳士が。

ファイル名を見ると分かるんですが……眠かったんです、この時、ものすっごく。
徹チャット明けかなんかの、脳内麻薬でハイパー状態の精神で、ラリったままに書いた、 今でも意味不明の一本。
何故あのアニメで、何故あの酒と肴の組み合わせなのか、ほんっきで分かりません。
ただ、友人たちにはとっても好評でした。
…わ、分からん;

ちなみに、続きは書こう書こうと思ってまだ書いてません。
コレの続編らしき物ならあるんですけど……あんまり壊れてるので、ちょっとどうかと。
読みたい方は、リンクから「kaito968」様へどうぞ。差し上げたので。イラスト付きです!(自慢)




この街にいた少年
手のひらには、小さなカプセル。
赤と透明で出来たそのカプセルには、呪いを解くための呪文が入っている。
小さくなってしまった「工藤新一」が、「江戸川コナン」を捨てる為の、呪文。

我思う、故に我あり……っつー、有名な台詞を覆すわけじゃないんですが(それとこれとは別だし)、人は、誰かに呼ばれ、誰かの記憶に残るからこそ、その人足り得るのではないかと思います。誰かに覚えてもらい、誰かに愛されるからこそ、その人はそこに、その人としている。
工藤新一ファンの方々が書く小説の様に、確かに新一は元の身体に戻ることを夢見ている。
でもだからって、彼は右から左に「江戸川コナン」を捨てられるのだろうか?
本当にこれが最後、絶対に戻る事が分かって、江戸川コナンを捨てて。
……そんな風に思って書いた小説だったような、気がする。多分。
天の邪鬼ーって感じの、ワタクシの性格がよく出ている小説(爆笑)

あ、そう言えば、当サイト初の新一×蘭です。初めてだわ、テイスト的に入れたの。



ずっと。
ずっと、欲しかった物が手に入った。
ずっと、願っていた事が実現、した。
ずっと……ずっと待っていたんだ、この時を。

ダークな精神状態で小説を流れるままに書くと、必然的にダークになるものです、はい。
…だからって、こんな風にしなくても(笑)
でも一応言っておくと、死にネタではありません。多分。
って言うより、死んだか死んでないか、分からないんだよね……


帝丹小の一日
いつものように家を出て、いつものように友達に会い。
いつものように学校へ向かった筈の日常が、なんだかちょこっと、ずれた。
隣の科学者が夕食に作ったおじやと、或る人物の或る悪戯が、原因で…?え?

なんかの拍子で、友人にプレゼントした哀×コナンのお話。
捧物でしたが、アプされてる様子もないし、遥か過去なので此処でこっそりアップ。
嫌だったら言うて下さいな、某人。
当時はコナンだけの小説ってのに、えりゃー苦労した覚えがあります。はい。
だって、まずキッドありきなんだもの…(笑)





BL Story.

BL Story.」のBL は、もちろん「ボーイズラブ」と言う意味です。
これを書いた当時は、新一×快斗にハマっていました。
今は……どっちでもない、のかなぁ?なよっとした快斗は書きたくないので、快斗も新一もどっちかっつーと攻め気質ですが(男だし)。

月に寄せた心
今日も泥棒と探偵は酒を飲む。夜空と月明かりを肴にして。
―――屋上の柵を挟んだ、こちらと向こうで。
「…なんでそんな顔をするんだ、探偵。お前が望む姿の一遍が、ここに見えるんだぜ?」

新一×キッド。余程キッドさんが好きと見える、ワタクシ。
上記通り、この当時は新一(コナン)×快斗(キッド)に萌えていたので、この話もまるっきり、 その系統のお話に仕上がっております。
ちょこまかなメモにはその手のこと、書いてないんですけどね。それをこういう風にしたらしい。
ただ単に、酒飲んだりタバコ吸ったりする男らしい彼らが好きだった、から書いた話……… だったような気がするんですが、人生ってよく分からない(笑)
うちのサイト、感想来ないんで分からなかったんですが、好きだっつーてくれる人が、 最低でも一人は居ることがわかりました。ああ、ありがたや。



千年期最後の夜
千年期が終わる夜、怪盗が一枚の予告状を出した。
盗む物は―――不明。
「見ろよ、探偵。カウントダウンだ」

キッド×コナン。もしくは、コナン×キッド。
後者のつもりで書いた筈ですが、今見るとどっちでもいーかんじ。
ただ、お互い好きなんだなぁ……っつー感じの話というか。
何を考えて書いたのか、さっぱり覚えていません。なんだろう?



呆気ない終わりの後に
全てが終わった。心配する必要のない日常に帰ってきた探偵は、都会の森の中に、白い鳥の姿を探す。
あれ以来、姿を見せない神出鬼没の白い鳥を。
「…本当にキミをアイシテイルからさ、名探偵」

キッド×新一(キッド×コナン)。
当時、大切な友人への誕生日プレゼントとして捧げたもの(当時のタイトルは「K-S」だった。タイトルを考えるのが苦手で、ファイル名そのままだったような/笑)。今はアップされておらず、サイトも閉鎖してしまわれた(涙)ご様子なので、こちらで再アップ。嫌だったら言って下さいな。
リクエストがキッド×新一だったが、快新系統を書くのが苦手で、四苦八苦したような覚えが。具体的に言葉を出してみたが、果たしてそうなっているのかどうか。
理想の悪役には、同意できない理由と、確固たる信念を持って強く強くあってほしいですが、それとは裏腹に、非道なことをしている悪役に信じられないような理由があるってのもまたいいかなぁ、と。
そういうのが書きたいなと思って暖めていたネタでした。いつかまた使う予定(笑)








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